レガシーシステム保守の立て直しから安定化

システム保守

属人化,ブラックボックス化したレガシーシステムの
多発する障害を品質改善し、保守安定化につなげて顧客貢献を達成

システム導入の背景

お客様の一部システムにおいて、COBOLにて開発されたレガシーシステムがブラックボックス化し、複数のベンダーリソースによる属人化の状態でした。
新規販売チャネル対応等のシステム改定において、スケジュール遅延,障害多発などにより業務部門へ影響が出てしまい、お客様ビジネスの阻害要因といえる状況でした。
また、恒常的な保守作業においてもマネージメントが徹底されておらず、品質/進捗が見えない状況であったため、このシステムの安定化と継続的な統括保守のご要請をいただきました。

提案プロセス

取組みとしては、現状保守プロセス、管理面などの状況を確認し、課題・問題点を整理いたしました。
大きなポイントとしては2点あり、「管理/報告プロセスの導入」と「保守体制の見直し」でした。
■管理/報告プロセスの導入
 当社の保守開発プロセスを導入し、マネージメントにて徹底させて、品質状況および進捗状況の見える化につなげる
■開発体制の見直し
 保険業務・システムに精通し、保守マネージメント経験を有するリーダーを配置して組織的体制とする

これを改善提案としてお客様のご了解とともに、既存要員を含めた当社統括体制として保守プロセスの実施を徹底していきました。
あわせて、属人化していたシステム領域の情報共有とブラックボックス化となっているシステム領域を機能設計書としてドキュメント化しながらシステム資産の見える化を推進していきました。

システム導入後の成果

結果として、効果は早期に現れていき、システム障害は2ヶ月経過時点で大きく減少し、現在ではシステム障害ゼロが継続しています。
また、開発品質、スケジュールも安定化し、お客様のビジネス要件に対して的確にこたえることができるようになりました。
さらに、保守の安定化と効率化にともなって、保守要員の削減となり、お客様における保守コスト軽減にもつながりました。

当社の担当する保守の多くは、このような既存保守の立て直しから安定化に至るサービスを実施して拡大してきております。

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